”理学療法士”がブログで生きていくという選択肢
かつて、”理学療法士”(PT)といえば、病院や介護施設での勤務が王道だった。しかし今、SNSやブログの登場により、まったく新しい道を歩むPTが増えている。
Instagramで6000人のフォロワーを持つある理学療法士は、その発信力を武器に、自身の知識と経験をブログに落とし込み、情報発信と収益化に成功し始めている。これは単なる副業の話ではない。「生き方そのものを再設計した」というストーリーである。
なぜ、病院を出たのか?なぜ、起業しようと思ったのか。。。

彼が最初に感じたのは、臨床現場の限界だった。患者さんと向き合う時間が年々短くなり、書類や雑務に追われる日々。
「もっと価値のある形で、自分の専門性を届けられるはず」
そんな葛藤を抱えながら、インスタグラムでの情報発信を始めた。初めは徒手療法のコツやストレッチ動画を投稿し、少しずつフォロワーが増えていった。そして気づいたのは、”現場にいない人”の方が、自分の情報を求めているという事実だった。
また、多くの経営者との交流から自分でもより多くの経験と可能性を見出すためにまずはインスタから始めたのがきっかけでした
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Instagramからブログへ
Instagramでの反応は、ダイレクトだった。しかし、情報のストック性には限界がある。
「一度投稿した内容が、すぐに埋もれてしまう」
この課題を感じた彼は、ブログを開設。そこでは、腰痛の原因や改善方法、理学療法士ならではの視点で解説する記事が人気を集めた。また、医療従事者向けの転職ノウハウや国家試験対策、働き方の多様性に関する記事も好評で、PV(ページビュー)は右肩上がりに増加していった。
収益化のリアル:アフィリエイトとコンテンツ販売
ブログを始めた当初は、収益はゼロ。しかし、GoogleアドセンスやA8.netなどのアフィリエイトを活用することで、徐々に収益化に成功。
特に成果が出たのは、以下のようなジャンルだった:
- 理学療法士向けの転職サイト紹介(PTOTSTワーカーなど)
- 腰痛ベルトやストレッチ器具のレビュー記事
- オンラインセミナーやnoteでのコンテンツ販売
また、Instagramで関心を引いたテーマをブログに誘導することで、SNSとブログの連携による相乗効果も生まれた。
”理学療法士”だからこそ書けること

このブログの強みは、「知識の正確さ」と「現場のリアルさ」だ。
実際にリハビリに携わってきた彼だからこそ、患者視点・治療者視点の両方をもって記事が書ける。それが一般的な健康ブログとの差別化ポイントとなっている。
さらに、同業者向けに書いた「臨床で燃え尽きないための思考法」や「転職のリアル」などの記事は、多くの共感とシェアを集めた。ブログが単なる情報の発信ではなく、“共感の場”になっていたのだ。
ブログで生きていくという覚悟
現在、月に数万円〜十数万円の収益を安定して得られるようになった。決して簡単な道ではなかったが、「好きな時間に働き、自分の価値を直接届ける」ことの手応えは何より大きかった。
ブログを軸にした働き方は、時間的にも精神的にも自由をもたらしてくれた。
今後は、自身の経験を講座や教材にまとめ、後進の理学療法士たちに「もう一つの道」を提示していきたいと語っている。
結び:”理学療法士”が情報発信する時代へ
”理学療法士”としての経験は、現場だけでなく、インターネットでも必要とされている。ブログは、自分の知識と経験を、誰かの役に立つ形で届ける“第二のフィールド”なのだ。
6000人のフォロワーという“信頼”を武器に、リアルとデジタルを行き来しながら、彼の挑戦は続いていく。そしてその背中は、多くの理学療法士にとって、「こんな生き方もある」という希望となっている。
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